読書感想文「弱いつながり 検索ワードを探す旅」東浩紀 著


ヒットです。Twitterでフォローしていて気になっていた批評家 東浩紀氏の新刊、ライトな内容との事で買ってみました。正直かなりオモシロイ。

検索、というと私的にはやっぱりGoogleなんですが、気がつくとどんどん検索結果が私好みになってきてます。
アカウントと検索履歴が結びついてどんどん「私が好きそうな」情報を集めてくれるんですね。これはとても便利で素敵なことです。ノイズがないわけですから。
が、そうなってくると逆に「偶然に情報と出会う」という体験も減るんですね。
ここまで検索がカスタムされて(自分的)精度が異常に向上し続けているからこそ、あえて「ノイズ」をいれて偶然の広がり、オモシロサをみようというオハナシ。

そのノイズとはいかにしていれるのか?身体的な移動「旅行」がよい、というのがテーマなんですね。

見える景色、環境が変われば情報に対する「欲望」が変化する。欲望が変化すれば、新たな検索ワードを獲得できる。(これが普段の状態からすると「ノイズ」です。)
情報自体は溢れているのですから、きっかけがあれば新たな情報にたどり着くことができる、と。なるほど、リアルな旅を通じてネットをより深く使うことができるようになるんですよねえ。
それが血となり肉となる。

他にも「村人と旅人の間に観光客」「他者との関係性」「無責任な体験」「観光地化」「言葉とモノ」「合理性と憐れみ」「個人と国家」など、かなり興味深い言葉が出てきてサクサクで2時間もあれば読めるんじゃないでしょかね。

偶然に身を任せることも悪くない。もちろん計画的努力を否定するわけでも無く、それでも成功とか失敗とかそういう尺度以外でリスタートできる気になれる。
自己啓発本じゃないけど、ちょっと自己啓発っぽさもあえて出してる本です。
「やっぱ好奇心こそ重要だよな。」という気持ちで旅に出たい。ああ、旅に出たいなあ!みなさんも是非ご一読くださいな。

Kindle版

Categorized: 日記

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